本日は住信SBIネット銀行を利用すると、キャッシュの流れをコントロールしやすくなるので、今まで行なってきた手続がすごく簡単になる、と言うことを説明します。
こちらの記事でも説明してますが、住信SBIネット銀行では定額自動入金や定額自動振込、SBI証券への即時振込など便利な機能が盛り沢山です。
今回の記事を読めば、これらの機能を利用することでお金の流れをどのようにコントロールできるかが分かるようになります。
- 住信SBIネット銀行を利用したキャッシュの流れ(全体図)
- 住信SBIネット銀行によるキャッシュの流れの変化
①給与の定額自動入金
②他行への定額自動振込
③SBI証券への手動振込
④ATM引出 - 住信SBIネット銀行のキャッシュコントロールに関する注意点
1.住信SBIネット銀行を利用したキャッシュの流れ(全体図)
住信SBIネット銀行では大まかに下図のような形でキャッシュを流す事ができます。
詳細は後述しますが、実線が設定による自動化が可能な箇所、点線は手動で実施する部分です。定額自動入金、定額自動振込は自動化設定が可能、SBI証券への振込やATMからの引出は手動で行う部分となっております。
また、①〜④は後述する詳細説明の箇所とリンクしています。それでは、早速これらの部分について、住信SBIネット銀行を利用する場合と利用しない場合でどのように変わるかを見ていきましょう。
2.住信SBIネット銀行によるキャッシュの流れの変化
①給与の定額自動入金
住信SBIを利用しない場合:無料かつ自動で定期的にサブ口座(住信SBI)への入金が行われる
住信SBIを利用する場合 :手数料を支払ってサブ口座への入金を毎月手動で行う
住信SBIネット銀行の提供する定額自動入金サービスは毎月5日 or 27日に他行から指定金額を入金すると言う便利なサービスです。
しかも住信SBIネット銀行と他行の両方とも手数料は必要ありません。ですので給与をメイン口座で受け取っていて、一部金額を分けて振り込んでもらう事が出来ない場合などは、住信SBIのこのサービスで手間をかけずに無料で資金の振り分けが出来ます。
定額自動入金サービスがあるおかげで住信SBIは決まった金額を確保しておく事が可能になるため、たとえ給与振込がされる口座でなくてもメイン口座のように使う事ができるわけです。
②他行への定額自動振込
住信SBIを利用しない場合:無料かつ自動で指定日/曜日に他行へ振込が行われる
住信SBIを利用する場合 :振込先の数だけ毎回手数料を支払ってATMで振込を行う
住信SBIネット銀行の提供する定額自動振込サービスは毎月 or 毎週特定曜日に他行への振込を行うサービスです。
こちらのサービスも手数料無料なので、定期的に振込が多数発生する人にとっては非常に嬉しいものと思います。
例えば、生活費を管理するための配偶者が利用する口座への振込。子供のお小遣いのための口座への振込。クレジットの引き落としがされるポイント還元率が高い楽天銀行への振込。月謝や家賃支払いのための振込。
これらが全て無料です。多い人だと手数料だけで年間数千円支払っていると思うので住信SBIネット銀行を利用しない手はないです。
③SBI証券への手動振込
住信SBIを利用しない場合:手数料を支払って証券口座へ資金を移動する必要があり、時間もかかる 住信SBIを利用する場合 :手数料無料で即時SBI証券に資金の移動が可能
住信SBIネット銀行とSBI証券に口座を作成すると、SBIハイブリッド口座と言うものが作成可能です。この口座はどういったものなのでしょう。
実はこの口座、住信SBIネット銀行とSBI証券で共有しているような口座です。そのため、このSBIハイブリッド口座を資金を入れておくことにより、証券口座としても資金を使えるし、通常の銀行口座のようにすぐに引き出して使うと言うことも可能となっています。
投資を頻繁に行なっていてなるべく資金は証券口座に置いておきたい、とはいえ生活資金はすぐに引き出せると嬉しいと言う人にとっては最適な口座となっているのです。
④ATM引出
住信SBIを利用しない場合:平日日中帯に使っている銀行のATMを探してお金を引き出す、もしくはコンビニなどで手数料を払って好きな時にお金を引き出す 住信SBIを利用する場合 :いつでもコンビニで手数料無料でお金を引き出す
住信SBIネット銀行ではコンビニATM手数料の引き出しが無料です。会員ランクによって手数料無料となる回数が変わるのですが、ほとんどの人は月に5回以上無料となるので、毎週引き出してもOKなので困ることはないと思います。
他行でもコンビニATM引出手数料が無料のところはあると思いますが、無料回数が多いと言う点では住信SBIネット銀行はより利用しやすいと言う感想です。
3.住信SBIネット銀行のキャッシュコントロールに関する注意点
これまで説明してきたように入金・振込・引出・証券口座への振替と様々な点で住信SBIネット銀行がキャッシュの流れをコントロールするために、非常に有用である事がわかってもらえたと思います。
ただし、いくつか注意点があります。上記で少し触れてきた点にはなりますが、
(1)SBI証券への振込は自動では実施出来なく、手動での実施が必要
(2)ランクによりコンビニATM引出手数料無料や他行振込無料の回数が異なる
(1)のSBI証券への手動振込は投資を行わない人にとっては影響ないかもしれませんが、投資する人にとっては若干手間が増えます。ただ、他の銀行でも証券口座への振込を自動で行なってくれるところはないためデメリットとはなりません。注意しておくべきという程度と思います。
(2)のランクについては30万円の資金を入れておけば、コンビニATM引出手数料無料回数が5回、他行当て振込3回が無料になります。30万円に達しない場合でも、細かい条件をクリアすれば良いのでハードルは高くないと思います。詳細は別記事で解説しているのでそちらをご覧いただければと思います。
以上、住信SBIネット銀行を利用する事でキャッシュがどのように流れて簡単にコントロールできるのかを説明しました。住信SBIネット銀行の良さがわかっていただけた方は是非とも口座を作ってみてください。